音大在学中に体を壊し、ピアノが弾けなくなってから11年。最近になって「また弾きたい」と思えるようになり、ちょこちょこと練習することが増えたんだよね。そこで今回は11年ぶりにピアノを再開した僕が「ピアノの基礎練習をする際に気をつけていること」を4つ紹介するよ。
1:必ずメトロノームを使う
これはどんな楽器の練習にも共通する鉄則。言い換えるならば「メトロノームがない状態で練習しない」ということだね。メトロノームが無いと肝心のリズムがおざなりになるばかりか、弾いているうちに自分が弾きやすいテンポへと無意識に流されてしまうよ。
音楽はリズムが肝心。だから「メトロノームをしっかり聞きながら練習する」というクセを付けよう。
僕がいつも使っているメトロノームはこちら。あらゆるミュージシャンが使う定番中の定番モデルなので「BOSS(ボス)」というメーカー名を知っている人も多いかもしれないね。
2:遅いテンポから弾き始める
基礎練習だけでなく、全てのピアノ練習に言えることがこちら。
- 「自分が間違えずにしっかり弾けるテンポ」でメトロノームを鳴らす
- 運指を確認しながら弾けるようになるまで繰り返し練習する
- 弾けるようになったらテンポを少し上げ、その速さで弾けるまで繰り返し練習する
これらをとにかく繰り返すことが上達への近道だね。
ちなみに基礎練習におすすめの譜面まとめや、「ドホナーニ」を3ヶ月使ったレポートはこちらにまとめているよ。


3:片手ずつ弾く
ハノンなどの基礎練習集は両手で弾くフレーズがほとんどだよね。そこで僕がおすすめするのは「片手ずつ練習する」ということ。とはいえ「片手ずつ弾くということは基礎練習の時間が2倍になって効率悪いじゃん。。」とも考えられるよね。
でもこの方法だと、両手弾きでは判りづらい自分の課題が見えやすくなるし、「どちらの手の、どのフレーズが苦手で、どうすれば解決できるのか」が明確になり、結果的に練習効率のアップが期待できるよ!「全部の練習を片手ずつ弾くのはしんどいや」と思う人は「自分が苦手とするフレーズ」だけでもOK。
4:絶対に無理をしない
楽器を練習しすぎたり、間違った姿勢で練習すると「あれ?手首が痛い。。」と感じることがあるかもしれない。そんな時は「絶対に!」無理をしないこと。僕は学生時代、ピアノを弾く際にうまく脱力できず、腱鞘炎になったことがあるんだけど、
- 湿布程度では治らない
- 整形外科・接骨院に通ったが治療を受けても回復している実感がない
- 結局痛みが治らないまま練習する
- より症状が酷くなる
という負のスパイラルに陥ってしまったんだ。こうなってしまっては本当に厄介。打開策はただ1つ。
- 完治するまでピアノを一切弾かない
これに尽きる。手首を傷めた際はまずしっかりと治療してから練習を再開しよう。
まとめ
どうだったかな?楽器やスポーツ、勉強など、全てにおいて基礎はとっても大事。「これからピアノを弾いてみたい」という人は是非参考にしてみてね。