【咀嚼・その2】よく噛むことのメリットは?【10個紹介!】

よく噛んでいる猫のイラスト2

①血流が良くなる

たとえば工具や機械などは、オイル(潤滑剤)を入れると動きが滑らかになって使いやすくなるし、故障しづらくなるよね。

人間の臓器に必要な潤滑剤は「唾液」なんだ。だからよく噛んで唾液をたくさん出すことで、消化されやすくなり、血流が滞ることなくスムーズに流れるようになるよ。

②栄養吸収がしやすくなる

食べたものは、噛めば噛むほど細かくなる。細かくなれば表面積が増えるから、胃に入ったときに消化酵素が作用しやすくなるんだ。

消化酵素が作用しやすいということは、「必要な栄養がちゃんと体内に取り込まれて、不要なものは排便される」という流れがスムーズに行われることになる。だから咀嚼は大事。

ちなみに咀嚼が不十分だと、食べたものが未処理のまま大腸に送られてしまうことに。そうなると悪玉菌のエサになって悪臭ガスが腸内で発生し、からだの不調を起こしやすくしてしまうよ。

③胃腸の負担が軽減される

唾液には「アミラーゼ」という炭水化物を分解する消化酵素が含まれているよ。だからよく噛んで唾液と食べたものをよく混ぜ合わせると、胃腸の消化吸収がされやすくなる。つまり唾液は消化液としての働きも持っているんだ。

よく噛まないと、そのぶん消化器官がたくさん働くはめになるから、胃腸の負担が増えて、場合によっては消化不良を起こすこともなるから要注意!

④口臭予防・虫歯予防になる

よく噛むと唾液線が刺激されるので、唾液がたくさん分泌される。その結果として口内の洗浄力がアップして口臭が予防されるよ。

それと、唾液には「細菌を減少させる免疫物質」が含まれている。だからよく噛んで唾液を出すと、口の中の清潔が保たれて虫歯や歯周病が予防できるよ。

⑤がんや老化を防止する

唾液に含まれる「ペルオキシダーゼ」という酵素には、発がん性物質の動きを抑える働きがある。そして身体にダメージを与える活性酸素を抑える働きもあるから、よく噛むことは老化防止につながるよ。

⑥食べ過ぎ防止になる

咀嚼が増えると食事の時間が長くなるし、たくさん噛むから「食べたなぁ」という実感がとても湧く。だから満腹感が得られやすくなって、食べ過ぎを防ぐことができるよ。

⑦ストレスを解消する

ゆっくりと時間をかけて食事をすると、緊張がほぐれてメンタルが安定するよ。それに加えて「緊張感がなくなる=ストレス解消につながる」から一石二鳥だね。

⑧強いあごをつくる

固いものをよく噛んで食べると、あごの骨や顔の筋肉が発達するから「強いあご」になるよ。歳をとるとあごの筋力が落ちるから、運動能力を低下させないためにも普段からよく噛もう!

⑨脳を活性化させる

  • 食べる行為は、「おいしい/まずい」「熱い/冷たい」「かたい/やわらかい」というように人間の五感をすべて刺激する
  • よく噛むことで頭の骨や筋肉が動くから、脳の血流がよくなる
  • 咀嚼によって海馬(脳の一部)が刺激され、記憶や学習能力を高める働きをする

このように、よく噛むことで多くの情報が脳に伝わり、脳神経が刺激されて脳の働きが活発になる。だから「食べる=脳のいろんな場所を活性化させる」ことになるんだよ。

入れ歯が合わなくなる(=噛みづらくなる)と咀嚼機能が低下するから、認知症の人は症状の悪化がみられることも。つまり「噛み合わせの不調=脳に悪影響を与える」から、噛み合わせに違和感があったらすぐに歯医者さんへ行こう。

⑩臓器同士の情報伝達をスムーズにする

「いつも健康でいられる」もしくは「病気になってもしばらくすると治る」のは、体内で微調整が行われているから。その調整命令を出しているのは脳だけではなく、臓器も行なっているんだって。

臓器から臓器へ情報を送る際には、血液が情報伝達回線としての役割を担っているんだ。だから咀嚼不足で血流が滞っていると「不調を改善するための情報伝達」が鈍くなる。その結果、病気がなかなか治らなかったり、悪化しやすくなってしまう。
そうならないために、日頃からよく噛んで血流を良くしておこう。